ノルウェーでは全国民の納税記録が閲覧可能
ノルウェーの税務当局は毎年、すべての納税者に関する、収入や資産、納税額といった重要な情報をウェブサイトで公開する。 デメリットもある。人間だからしょうがない。匿名検索ができなくなってからは検索数は激減したようだ
制度には欠点もいくつかある。コソコソ探られる可能性だ。特にしばらくの間は、オンラインでの検索が匿名で可能だったために、他人の納税記録の閲覧が問題となった。
ノルウェーのメディアは、親の収入の高い低いによって子どもが学校でからかわれるケースが複数あったと報じている。逮捕された住居侵入、窃盗の容疑者らが、被害者の税金のデータを所持していたという事件もあったという。
その結果、2014年から匿名検索はできなくなった。さらに、自分の税金の情報が閲覧された場合は、誰に見られたのかも簡単に調べられるようになった。
こうした制限が課されて以降、検索数は激減した。
このおかげかどうか知らないが、ノルウェー人の平均収入はとても高い。2017年は世界2位で921万円