なぜリスク管理をしないのか
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傷つきたくない、不安になりたくない人は、あえて知らない振りをし続けるのが幸せかもしれない
失敗の日が来たら、「運が悪かったなぁ」とぼやく
不確定範囲が広すぎる場合
不確定要素が強すぎるために、リリースまでにかかる期間が10ヶ月〜50ヶ月のような算出になる場合は言えない
わざわざ残業や精一杯の努力をしてでも7月に出す必要性が感じられなくなってくる
リスク管理を行う能力がない
周りの人々が幸福礼賛会議だと、一人だけリスクを唱えていたら、反抗者・ネガティブ人材・言い訳野郎と思われかねない 失敗の危険性を考えて現実的な提案をする人よりも、「できるだけがんばります!」と気合重視で突き進み、失敗したら後でごめんなさいする系の人を称賛する組織だと危ない
kidooom.iconOKRの思想をこれと勘違いしないように気をつける
OKRは、「リスク管理を甘くしろ」という意味で失敗する可能性が高い目標を設定するものではない 自転車置場の議論ばかりして、プロジェクトの根幹を揺るがすような課題には目をつぶっている状態 運に頼っている
頼る運と頼らない運がある
小惑星がぶつかってプロジェクトが中止するリスクは管理しなくていい
どうしようもないので運次第
バグが大量に発生してリリース日が延期するリスクは管理しないとまずい
バグがあるかどうかは運次第ではない
実現が難しいからこそやってみせろ という依頼は、結局は運頼みになりがち
ワンチャン間に合う想定のスケジュールで強行するプロジェクトは、ヤバい
インディ500との比較
1位と2位の結果の差が大きい勝負の世界では、失格になりリスクをとって1位を狙いに行く
プロジェクト運営では、ワンチャン間に合うスケジュールに出せたかどうかで壮絶な結果の違いにはならない
大障害が起きて訴訟祭りになるリスクをおかしてでもゲームのリリースを数ヶ月巻くことは、リスク・リターンに合ってない