『人類の会話のための哲学』を読む
はじめに
哲学者
できるだけ正確なものとして言葉を理解しようとする者もいる
口語表現→論理学の語彙に書き直す
これが融和することはかつてあったことがない
声が響く日常的な場こそ「会話」
会話と議論の区別
人類の会話という営みを続ける
本書の取り扱う動向
この本の意義
学術的側面
プラグラティズムの変化
ローティ批判
果たして有効か?
非学術的側面
「トランプ現象の予見」
この問の意義について
本書の構成
序章 哲学史の流れの中でのローティの位置付け
何故北米で花開いたか?
ユダヤ系知識人のアメリカ亡命
よく知られるストーリー
論理実証主義はそのコアプログラムを撤回
「自然主義」
言語学や認知科学などの経験的な学問へと伝播
プラグマティズム史におけるローティ
第一部 ふたつのプラグマティズムーミサック対ローティ
ローティを批判する
「ニュープラグマティズム」の称揚
しかし、私の見解では――おそらく大半の学術的専門内での議論がそうであるように――両者のあいだには対立点より一致点の方がはるかに多い。また、言葉尻を捉えることを含んだいわば〈価値づけ〉上の差異こそ見られるものの、「真理」や「実在」、「客観性」といった概念の捉え方は根本的にはほとんど差異がない。しかし「ことばづかいの差異」こそが、プラグマティズムにおいては決定的に重要である。 p.34
そもそもプラグマティズムに対する知識が足らないので関連本を読むことからリスタートするcFQ2f7LRuLYP.icon