テキストサイト
テキストサイトとは、90年代後半、日本の個人サイトを中心に生まれた文化の総称で、日記や批評やネタ文章、またニュースのクリッピングなどのテキスト情報を中心にしたサイト群を指す。(isedキーワード「個人サイト」参照のこと。) 釜本雪生・くぼうちのぶゆき『テキストサイト大全』(ソフトマジック、2002年 asin:4921181594) ばるぼら『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』(翔泳社、2005年 asin:4798106577)
テキストサイトvs.ブログ騒動とは、2002年秋に起きたネット上で話題となった祭り現象。きっかけは、ブログツールmovale typeを利用しはじめた一部の日本人ユーザーが、日本におけるテキストサイト文化の存在を完全に無視した(と解釈されてしまった)類の発言を行ったことにある。それに憤慨したテキストサイト側が、ウェブログ側に対する批判的言説を投げかけた。 当時のまとめサイトとして、blog論争 - 羊堂本舗 ちょき/ns*Wiki - weblogとはなにか??。
また、このブログをめぐる論争はさまざまに変奏され、たとえばブログツールmovable typeの普及活動を推進していた伊藤穣一らのグループJBA(Japan Blogging Association)への批判(ARTIFACT ―人工事実― | 再びJBAについて)や、ブログの定義の曖昧さから来るブログ定義論争(それは文化なのか技術なのか・・)として、「メタブログ」論(メタブログの謎にせまる~ブログという構造に潜む自己言及の罠~ [絵文録ことのは2003/10/24])というジャンルなどへと発展していった。