イルマップ
都市において権力の高く、所謂ところの貴族層の住まう階層。
地下都市全体での治安の悪さを主な起因として、業務上を含めた正当な事由なしに中層以下からの立ち入りは厳しい制限がかけられている。
その結果として他階層に比べて治安や生活レベルが安定しており、上層住民への介入や成り上がりを目指す住人も多い。
また、都市の運営を担う三組織である教会、医者、技術者の総本山・本部もこの階層に在住している。 主な所属組織
一般的な住人の殆どがこの階層にて生活をしており、傭兵、掃除屋、商会などの有名どころである組織や仕立屋、精神外科など三組織の傘下組織も散見され、各組織の自治の下で住人は統治を受けている。 住民の多くが過ごすため一般的な生活の殆どが安定しているものの、中層を一つの盤上として日々その利権と金を巡った縄張り争いによる諜報活動や抗争が行われている。また下層と地続きになっている都合、中層の内でも環境の差が激しくスリや殺人などの横行に都市怪異の発生事案など、安心安全とはとても言い難い。 主な所属組織
都市の住民へ一般的に知られている三段階層の最下層に属する階層。
上・中層組織の自治などによる影響も殆ど受けておらず、爪弾きにされた人間の掃き溜めとなっており階層全体が退廃地区の様相となってしまっている。
あらゆる非道と無倫理の舞台とされ、強盗に殺人、仄暗い商売など剣呑さは日常の光景として横行している。或いは、その剣呑さを隠れ蓑としている場合もあるが。
中層以上での生活や権威を目指して組織と呼ぶにも稚拙である蠅の発生・消滅も多く、当然と最悪の治安と実態を伴っている。 主な所属組織
住民の殆どがその存在を知り得ない、下層のその更に下にある四段目の層。他層との物理的な接続は無く、下層より上層と同程度の距離を離した地下部分に存在する。この為、地下都市では深層の存在は噂話程度の存在でのみ語られ、接触には
「一定の要領を得た儀式を行う」「ふとした瞬間迷い込む」「呪術的に行使された異門」「幽霊トラムに乗る」 など極めて限定的。
結果、呪いや負の要素による昏き地脈が蔓延し劣悪な環境は生存にあたって非常に不向き。生き残った住民によって作られた小さな集落は存在するものの、いつ都市怪異による被害を受けるかも不明。非常に危険な地域となっている。 尚、この階層空間は或るひとつの都市怪異によって結果的に作られたものである。