なんとか・イン・レジデンス
アーティスト・イン・レジデンスは芸術家がある地に滞在しながら制作すること。facebookも行っていて、社員と同じように雇っているらしい。活動支援や節税目的ではなく、積極的に自分たちのサービス基盤にアートを位置づけている。
この制度は自分が通っていた学校にもあって、半年ごとにやってくるアーティストと一緒に議論したり制作を手伝ったりして、すごく勉強になった。自分も少ないけど美術館などで一定期間滞在しながら制作を行った経験がある(滞在制作を目的としたものではなく、単に制作に必要な期間そこにいただけだが)。一通り観光スポットらしき場所を周って、地域の人がいつも使ってる店でご飯を食べたり、スーパーで買物をする。歴史を調べてみる。小高い山に登る。観光でもなく、定住でもない距離感で街を知ることは楽しい。迎え入れる側も、外の空気を新鮮に思うことがあるだろう。お互いに少し踏み込んだ関係を作り、新たな視点が得られるのではないか。
そういう訳で何でもレジデンスしながらやれば面白いんじゃないかと思っている。最先端の研究者が人里離れた場所でなくその辺のカフェにいる、という状況が豊かだと思う。
私は哲学者にレジデンスしてもらい、日々起こることを議論したい。IAMASでの吉岡洋先生の現代思想の授業はほぼ雑談だったが、たまにポストモダン的な思想の話になったし、ポリティカル・コレクトネスなど2018年現在で盛り上がっている議論が既に出ていた。 漫画家・イン・レジデンス
ボストーク
タナカカツキ
「オッス!トン子ちゃん」の最初の版元はデザイン会社のAsyl
辛酸なめ子
見富拓哉
コルク
羽賀翔一
自分のマンガを描きつつ、アシスタントしたり、会社の様子をマンガにしたりしていた
「漫画 君たちはどう生きるか」で大ヒット
雑誌連載とは違う生き方
漫画を描く能力は特殊で、SNSや広告案件でも力を発揮できるはず
「普段会社で仕事をしながら余暇でマンガ描いてます」というのではなく、マンガ家としての職能を活かした状態でそこにいること
シェフ・イン・レジデンス
研究者・イン・レジデンス
National Geographic
エンジニア・イン・レジデンス
デザイナー・イン・レジデンス
ライター・イン・レジデンス
元々ドイツには、職人が各地を転々としながら腕を磨いていくという伝統がありました。