自閉スペクトラム症
自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder: ASD)」は、対人関係が苦手・強いこだわりといった特徴をもつ発達障害の一つ。
生まれつきの脳機能の異常によるものと考えられているが、解明されていない。
ASDの診断基準は「社会的コミュニケーションの障害」と「限定された興味」の2つを満たすとDSM-5では定められている。
DSM-5における診断基準(抜粋)
相互の対人的・情緒関係の欠如
対人的相互反応で非言語的コミュニケーションを用いることの欠如
人間関係を発展させ、維持し、理解することの欠如
生活に支障を来し、福祉的・医療的サポートが必要な状態まで幅広く含まれる。
子どものおよそ20~50人に1人が自閉スペクトラム症と診断される
男性に多くみられ、女性の約2~4倍という報告がある。
自閉症スペクトラムの遺伝要因の影響度は高い(90%ぐらい)
関連:認知行動療法、高機能自閉症、知的障害、広汎性発達障害、アスペルガー(アスペルガー症候群)、ADHD