心理学・行動経済学等の再現性
2008年に発表された100本の論文を対象とした大規模な追試プロジェクトの結果によると、心理学のトップジャーナルの論文を対象とした研究において、再現性が認められたのは4割程度だったと言われます(5%有意水準)。心理学とはいえ分野によって再現率は異なり、社会心理学系では25%、認知心理学系では50%程度は再現できたようです。 心理学の中でも、知覚心理学・認知心理学分野では再現性が認められている研究も多いようです。社会心理学などと比べれば追試のコストが低く、再現実験が容易であること一因とみられる しかし、追試の手順の問題も指摘されている
「教育や家庭の環境の⽅がより重要で、我慢強ければ成功するとは限らない」という考え⽅が⼀般的
新たに得られた知見は、批判研究を踏まえた分離脳の再解釈や新理論へとつながっていくかもしれません。例えば、左脳と右脳は脳梁ばかりではなく、皮質下で繋がっている可能性 ダニング・クルーガー効果:現象自体は再現されている。しかし、能力の低い者が”そのせいで”自分の能力を誤認しているというメカニズム的な部分が、怪しい 人々の道徳的純粋さが脅かされると、文字通り、自らを清めようとするというもの
ステレオタイプ脅威:そうした効果はほとんどないというメタ分析や、再現に失敗する実験が増えてきた。即座に否定されるものではない。 まず、記事中で引用されている性別と数学パフォーマンスについての「ステレオタイプ脅威」の近年の研究知見についての理解は、自分の知り得る限りでもおおむね正しいと思います。(1/16)
そもそも効果自体は存在していて、現場におけるさらなる研究や、文化差を考慮した研究が進展すれば確認されるかもしれない
仮に普遍的にみられる脅威ではないと明らかになったとしても、個々にも存在しないことになるわけではないということを指摘している
@NobuMifune: ピグマリオン効果は、あるにはあるけど、効果量は小さい。その効果はマイノリティなどの差別されている集団で大きい傾向にある、ということで落ち着いた。 https://pbs.twimg.com/media/E2edJ7hVoAAT7tX.jpg
自我消耗は本物だというメタ分析研究に「出版バイアス」がみられた。
レモネードなどによる糖分補給が意志力の促進剤になるという主張は完全に誤りである。
自我消耗は「意志力は有限だ」と信じている被験者のみにみられた。つまりはプラシーボ効果である。
ナッジ:政策効果が従来言われていたよりもずっと低い(平均8.7%の影響と言われていたが、実際は1.5%程度)