プロスペクト理論
プロスペクト理論とは、行動経済学の基礎になる理論であり、人間は与えられた情報から、期待値(事象が発生する確率)に比例してものごとを判断するのではなく、状況や条件によって、その期待値を歪めて判断してしまうというもの。 そもそも、プロスペクト(prospect)という英単語は、「見込み、展望、期待」という意味です。「この先、どうなっていくのだろうか?」という見通しのこと
プロスペクト理論では、「人は損失を避けようとする習性がある」と考えられる。この損失を避けようとする人間の思考の習性を、「損失回避性」と呼ぶ。 人は目の前に「利益」(例えば10万円を得る)があると、利益(10万円)が手に入らないというリスクを回避しようとします。逆に、損失(10万円を失う)に向き合う場面では、損失(10万円を失う)を回避しようとします。