最初に読む本の例
もともと4月3日〜7日にいただいた質問への回答の中に置いていましたが、便宜上、独立のページとしました。
やっておいたらよいこと
新型コロナウイルスの制約のもとでのオンライン授業ということで、ゆっくり進めていきますから、授業で少しずつご説明するつもりですが、もし何かご案内するとすれば、
いま新型コロナウイルスの関係で政府とか関係の役所とかがいろいろな策を講じたり議論されたりしているのはどのような法令に基づいているのか?緊急事態宣言、マスク転売禁止、オンライン授業の著作権、など。あるいは、新型コロナウイルスの問題のもとで、ルールというものに対する自分の意識・社会の意識が変わったかどうか。入学したての新入生にわかる範囲でいいので、アンテナを伸ばしてみてください。それだけでも十分、準備になると思います。
それ以外は、例えば、Scrapboxで「紙の六法は買うべきか」という記事を書きましたから、そこも見てみてください。
読むのにおすすめの本があれば
基本的には前の問題への回答のとおりなのですが、敢えて答えると、
いい本はたくさんあるので、絞って推薦するのは難しいのですが、
総合的に、まず1冊、ということであれば
法学テキストの読み方
法学部・法科大学院の学生、特に1年生・2年生にお薦めします。学び方系に見えつつ、法学の内容の要素も取り入れ、記述は安定、薄くて1000円+税。薄いテキストは行間を追えないので要注意、とも書かれていますが、本書自身は例外。テーマを厳選し明瞭な記述、説明(なぜそう言えるか)が懇切丁寧です。
学び方系なら
法学学習Q&A
カフェパウゼで法学を
重厚な法学入門系なら
三ケ月章『法学入門』
約束事系なら
道垣内弘人プレップ第2版
条文の読み方
基礎的な頭の使い方に接したい系なら
問いかける法哲学
ルールの変え方を学びたい系なら
法律を変える教科書
さっそく民法や刑法を学びたい系なら
どこでも刑法 # 総論
道垣内弘人民法入門第3版
→ 憲法・民法・刑法の入門書の一例
法と先端問題との接点を知りたい系なら
ロボット・AIと法
他の学問分野との接点を知りたい系なら
飯田高『法と社会科学をつなぐ』
遠慮せずに担当教員の著書を紹介してほしい系なら
独禁法講義第9版
他にもたくさんあります。また、上記の本に授業でどれほど触れるかは、未定です。触れないものも多くあるでしょう。