憲法・民法・刑法の入門書の一例
憲法・民法・刑法の入門書(基本書になるようなものを読むための土台を作るようなもの)を尋ねられましたので、私なりの答えを書いておきます。2020-06-26
私なら今ならこうする、ということだと思って、その程度に聞いてください。
「信頼性のある著者が、短く、まとめたもの」がいいと思います。
憲法
長谷部恭男『憲法講話』(長谷部憲法講話)。憲法の全体について平易に短めに(それでも少し厚いですが)カバーしています。 もっと短いのがよければ、憲法主義。憲法の考え方がわかる、本当によくできた本だと思います。 民法
道垣内弘人『リーガルベイシス民法入門 第3版』(道垣内弘人民法入門第3版)。私は道垣内先生を直接存じ上げているので、この先生が民法全体の入門を書いたというのなら間違いない、という程度の根拠です。厚いですが、民法全体の入門なら仕方ないでしょう。 刑法
和田俊憲『どこでも刑法 # 総論』。信頼性のある著者が、短く、まとめたもの、の究極の一例です。各論は未刊ですが、まず総論がわかったところで各論を考えれば十分でしょう。