認知バイアス
そこは心の監獄
認知の歪み
体系的な推論の誤り、心の監獄
人の思考の癖であり、逃れられない。認知の歪みとも表現される。
バイアスの盲点
自分よりも他者の方がバイアスがかかっているという考え
Cognitive sophistication does not attenuate the bias blind spot
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22663351/
獲得的
有名な認知バイアスよりも影響が大きく、頻度が大きい。
感情と紐づいた概念
嬉しい体験、嫌な体験
ゴキブリ
先天的?
全か無かの思考 all-or-nothing thinking/Splitting 類語 #バイナリ思考 #二値的考え方
行き過ぎた一般化 overgeneralization
心のフィルター selective abbreviation 類似 #確証バイアス
マイナス思考 Disqualifying the positive
結論の飛躍
#読心術 Mind reading
拡大解釈、過小解釈
感情の理由づけ
~すべき思考
レッテル貼り #基本的帰属錯誤(FAE,_Fundamental_attribution_error) #レッテル貼り
誤った自己責任化
#確証バイアス
あとで精査する
認知バイアス一覧で社会心理学入門
http://lelang.sites-hosting.com/naklang/method.html
ポジティブな人?
https://gyazo.com/56eb633d3a89df48f995cb25c710cf8a
https://twitter.com/hiyoooooorin/status/1369472150994780160
#明晰な思考への障害
デビット・バーンズが挙げたパターン
全か無かの思考
「今回うまくいかなかったら、もう終わりだ」
関連 二値的考え方
過度の一般化
わずかな経験から広範囲に適応する推論をすること。
例 ある人から注意不足の指摘を受けたら、その部署全員から私は注意不足と思われていると考える
例 あるミスをしたら、ほかのこともミスすると思い込む
拡大解釈、過小解釈
過剰、過小に解釈する歪み。評価を誤る。
恣意的推論、心のフィルター selective abstraction
より明らかなことを無視して、些細なネガティブなことに注目する。
マイナス思考 Disqualifying the positive
論理の飛躍
読心術 Mind reading
先読みの誤り Fortune-telling
感情の理由づけ Emotional reasoning
~すべき思考
レッテル貼り
誤った自己責任化、自己関係付け persionalization
自分に関係のないネガティブな出来事を、自分に関係づける
質問票
ベック抑うつ質問票(BDI)
自動思考尺度(ATQ)
推論の誤り尺度(TES)
参考
https://ja.wikipedia.org/wiki/認知の歪み
ベックの抑うつ理論:抑うつの認知理論 丹野義彦
https://ocw.u-tokyo.ac.jp/lecture_files/as_06/4/notes/ja/psychology_02.pdf
関連
アーロン・ベック
デビッド・バーンズ
アルバート・エリス
合理的信念と非合理的信念
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自尊心とコンプレックスの相関性
p36
「私は結構とろいところがあるから、職場の人たちはみんな私をバカにしているんです。何か、こう、下に見ているっていうか、見下すような言い方をすんです」
「最新、周囲の人たちの冷たい視線が気になって仕方ないんです。僕の営業成績が悪いことが原因だから、自分のせいなんですけど、でも、そんなに責めなくたっていいじゃないですか。そう思うと、職場が嫌いになりそうで…」
社会心理学者のキャンベルとフェールは、こうした現象を理解するのにヒントとなる面白い実験を行っている。初対面の人物同士でペアを組んで会話をしてもらい、会話の後で、それぞれ相手の人物についての評価をしてもらうのと同時に、相手がこちらのことをどう評価したかを推測してもらうという実験である。その際に、心理検査を使って、それぞれの人物の自尊心の程度が測定された。
実験結果をみると、自尊心の高い人物は、相手からどのように評価されているかをほぼ性格に推測することができた。一方、自尊心の低い人物は、相手による評価を実際以上に低めに見積もる傾向があった。つまり、実際には相手がこちらのことを低く評価しているわけではないのに、低く評価されたと感じるのである。
自信がないと、他者の視点をネガティブに歪めて認知してしまう。実際には相手はネガティブな視線を向けたわけではないのに、「見下された」と思い込む。自分に自信がなく、「見下されるのでは」といった不安が強いために、相手の視線に対して、「見下された」と被害者意識に満ちた解釈をしてしまうのだ。そのッヶか、他者に対して防衛的で攻撃的な視線を向けることになる。
p38
臨床心理学者のシアラーやストックは、自分自身に対してネガティブな感情を持つ者は他者に対してもネガティブな感情を抱きがちであること、そしてカウンセリングの進行に伴い自分に対する見方がポジティブになっていくにつれて他者に対する見方もポジティブになっていくことを多くの事例をもとに確認している。
出典 『「上から目線」の構造』