空間充填
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空に延びる水路
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空に向かって空間充填を行う植物。血液の毛細血管や海岸線のように充填的。しかし自重からのバランスフィードバックによって数十メートルまでしか空間を充填できない。
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可能性のある空間に充填した結果
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空間充填(くうかんじゅうてん)、空間分割(くうかんぶんかつ)(英:Space-filling)とは、空間内を図形で隙間なく埋め尽くす操作である。単に充填ともいう。広義のテセレーション (tessellation) とも言うが、テセレーションとは(特にデザイン分野で)2次元ユークリッド空間の充填、つまり平面充填のことを指すのが本来の意味であり、これをより高次の次元にまで当てはめたものが空間充填である。
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組織には何が充填されているのか
ネットワークが伸びて広がる企業の、その培地、メディアとは何か
環境
バリューチェーンとバランストスコアカードの組み合わせ
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空間充塡という概念の背後にある考えは、単純だし直観的にわかる。大ざっぱに言うと、ネットワークの触手は、前掲のネットワーク図にあるように、それが奉仕する系全体のあらゆる場所に広がらなければならないということだ。もっと具体的には、ネットワークの形状やトポロジーがどんなものだろうと、それはその生命体やサブシステムの、生物学的に活発なすべてのサブユニットに行き渡る必要がある。お馴染みの例でそれは明らかだ。私たちの循環系は典型的な階層的分岐ネットワークで、そこでは心臓が、大動脈から始まって規則的にサイズが小さくなる血管を通過して、最後に最小の毛細血管に至るまで、ネットワークの多くのレベルに血液を供給し、その後それが静脈ネットワーク系を通じて心臓に戻る。空間充塡とは単純に、ネットワークの端末ユニット、あるいは最終枝である毛細血管が、肉体の各細胞に十分な血液と酸素を効率よく供給できるよう、すべてに行き渡る必要があるという考えだ。実際、毛細血管に必要なことは、細胞に十分近接して、酸素を効率良く毛細血管壁や細胞の外膜を通じて拡散させることだ。
非常に似たかたちで、都市のインフラ・ネットワークも空間充塡的だ。例えば、公共ネットワーク──ガス、水道、電気──の端末ユニットや端点は、最終的に都市を構成するすべての多様な建物に供給しなければならない。道路の下の水道管と家をつなぐパイプ、主幹電力線につながる電線は、毛細血管に似ている。この場合の家は細胞にあたると考えられる。同様に、端末ユニットとみなせる企業の被雇用者の一人一人には、CEOや経営陣とつなげる複合ネットワークを通じた資源(例えば賃金)と情報の供給が必要だ。