男女のコミュニケーションの違い
アメリカの男女の会話
男性
質問の解釈
依存的で自ら解決したりできず、相手に頼ろうとする
相手の考えに賛成できないのに、同意のあいづちは打たない。
賛成でないのに「そうだね」というあいづちには不誠実さを覚える。
あいづちを打たず、疑問や反論の時に口を挟む
会話の割り込みの96%が男性によるもの
反論や議論の解釈
敬意や親密さ
女性
男性に尋ねながら会話する。男性に比べて3倍近い。
質問の解釈
会話を滑らかに進めて人間関係を築くため
あいづちを頻繁に打つ
あいづちの解釈
相手の話に興味を持っているメタメッセージ
Wood & Reichによる男女のコミュニケーションか文化の違い(Wood & Reich,2003)
1) 女性は、話すことで人間関係を築き維持しようとするが、男性は、話すことで自分自身や自分の考えを主張する。
2) 女性は、自分の個人的なことを自己開示する(オープンにする)が、男性は、個人的なことを話すのは自分を弱々しいく見せてしまうと考える。
3) 女性は、「私もあなたと同じよ」とアピールし、男性は、自分のステータスと権力をアピールする。
4)女性は、他者の経験と自分の経験を同等のものととらえることで、理解と共感を示す(「あなたの気持ち、わかるわ」など)。一方、男性は、体験を競うことで、注目を浴びようとする(「僕の方が勝ってるよ」)など)。
5) 女性は、他者を支えるために、相手の気持ちへの理解を示すが、男性は、アドバイスを与えたり問題解決の手立てを話したり、何らかの役立つ行動を起こす。
6) 女性は、意見を聞いたり詳しく話すよう励ましたりすることで、他者を会話に引き込もうとする。一方、男性は、トークのステージを独占し、また、コミュニケーションによって他者からステージを奪い取り、人の話に割りこもうとする。
7) 女性は、質問したり他者の考えに関心を示したりして、会話を続けようとする。一方、男性は、会話は自己責任で進めるへきだと考え、手助けしない。
8) 女性は、応答的であろうとし、自分が相手の話を聞いていること、関心をもっていることを示そうとする。一方、男性は自分の考えを通し、他者に勝るために応答する。
9) 女性は、他者が自由に考えを述べられるように、自分自身の考えを前面に出さないが、男性は、自分が自信に満ち、会話を仕切っているように見せるために主張を明確にする。
10) 女性にとって、話すことは人間関係を築くことであり、も細かい部分を話すことや興味をもった部分にコメントすることは、絆を深める。一方、男性にとって話すことは、情報を伝え、目標を達成する一連の流れであるため、主題と無関係な細かい部分は妨げになるだけである。
出典