理解様式
図で考えれたら理解している
https://gyazo.com/238809dd6ef11658847bdaecb6c68aad
https://gyazo.com/53a734018d5e0b79a1e03b7d834eb176
子どもに限らず、大人でも「なぜかが分からないと先に進めない人」と「役立つことが分からないと先に進めない人」の違いがあるらしい。右の例は、どちらの子も「役立つことが分からないと先に進めない人」だった。普通高校では理屈ばかりで、何の役に立つのか全然教えてくれない。工業高校は実践的で、数学が何の技術に直結して役立つのかが分かりやすいので、納得が得られ、やる気も出たようだ。
「なぜかが分からないと先に進めない人」には、理屈やメカニズムを丁寧に教える指導のほうが納得しやすく、内容を習得しやすい。「役立つことが分からないと先に進めない人」には、理屈やメカニズムはあと回しにして、何に使えて役立つのかを先に説明したほうが内容を習得しやすい。
指導方法が逆になると、「分からない」「納得いかない」「やる気が出ない」となってしまう。「なぜかが分からないと先に進めない人」は、実用性を軽視しているわけではない。しかし、まず理屈やメカニズムを納得できないと、役に立つような使い方を工夫する気が起きないという性質がある。メカニズムさえきちんと理解すれば、工夫して使い道を創造することさえできる。
一方、「役立つことが分からないと先に進めない人」も、理屈やメカニズムを軽視しているわけではない。しかし、まず役に立つツール(道具)であることを納得できないと、理屈やメカニズムも見当がつかないという性質がある。役立つことさえ納得いけば、意外とメカニズムを推測する能力に優れている。
「なぜかが分からないと先に進めない人」は、使い方や役立て方を他人から教えられるのが嫌い。「そんなのは自分で考えるから、理屈のほうを教えてくれ」というタイプ。
「役立つことが分からないと先に進めない人」は、理屈やメカニズムを他人から教えられるのが嫌い。「そんなのは自分で考えるから、まずは役立て方を教えてくれ」というタイプ。人から教えてほしいことと、教えてもらいたくないことが、ちょうど正反対になっている。
若者の「それ、何の役に立つんですか?」に隠された驚きの事実