パーソナルスペース
よそよそしさの距離 (Hall, 1966)
密接距離 0~45cm ごく親しい人との間で取る距離。手をのばせば届く距離。声は小声。
個体距離 45~120cm 私的なコミュニケーションで取る距離。両者が手をのばせば届く距離。声は中程度。
社会距離 120~370cm 公的なコミュニケーションで取る距離。手が届かない距離。話す声は大きい。
公衆距離 370cm以上 講演の場合などにとられる、演者と聴衆の距離。個人的な関与は小さい。
相手との物理的距離のとり方、プロクセミクス(近接空間学、近接学)で研究される。
論文 Hall, E. T. (1966). The hidden dimension (Vol. 609). Garden City, NY: Doubleday.
パーソナルスペース
他者がこれ以上近づいて欲しくない領域をパーソナルスペース(個人空間)という。
パーソナルスペースを大きく取る人(渋谷, 1986)
内向的、相手と親しくなりたい親和欲求が乏しい、不安傾向がある、権威主義である、自己評価が低い人
パーソナルスペースを大きく取ると、上記の傾向があると認識されやすい。反対にパーソナルスペースを小さめにとると、上記とは反対の傾向があると認識されやすい。
外向的、相手と親しくなりたい親和欲求が高い、楽天傾向がある、非権威主義である、自己評価が高い人
論文 渋谷昌三. (1986). 対人場面におけるパーソナル・スペースの役割 (Doctoral dissertation, 東京都立大学).
出典