否定の道
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何が正しいかよりも何が間違っているかのほうが明瞭であるという原則。
「否定の道」とは、何が正しいかよりも何が間違っているかのほうが明瞭であるという原則。言い換えれば、知識は引き算によって膨らんでいくという原則。また、何がおかしいのかを理解するほうがその解決策を見つけるよりも易しいともいえる。何かをつけ加える行動よりも、何かを取り除く行動のほうが頑健である。なぜなら、何かをつけ加えると、目に見えない複雑なフィードバックループを生む可能性があるからだ。この点については、 『反脆弱性」である程度詳しく論じている。 仮説を否定する結果が出れば、「その仮説は正しくない」という理論、発見ができ、一歩進む
それに対し、仮説を否定しない結果をいくら集めても、「仮説が正しい」とは言えない。なぜならば、1つでも仮説を否定する結果が出れば、全て水に流れるから
YESマンを周りに集めて批判者を見えなくした組織は、突然のブラック・スワンに襲われて死ぬ 自分たちが正しいとしか思わないため、ありうる可能性を潰してしまう
集中力というのは、集中しなければいけないことに「イエス」と言うことだとみな思っている。しかし、そうではないんだ。真の集中力というのは、他の多くの良いアイディアに対して「ノー」ということなんだ。取捨選択は注意深く行わなければいけない。わたしは、やらなかったことに対しても、達成したことと同じように誇りに思っている。イノベーションというのは、1000のことに「ノー」ということなんだ。 「天国へ行くのにもっとも有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである」マキャベリ