10.雲神ビスマルク
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雲神ビスマルク:Bismarck
アバラシア雲海に棲まうバヌバヌ族の一派である「ブンド族」が呼び降ろした白鯨の蛮神。「雲神」の二つ名を持つ。
頭にイッカクの角と体に翼を付けた鯨ような外見をしている。巨体をうねらせ優雅に雲海を遊弋する伝説の白鯨として、人々の間にもその伝承が伝わる幻獣的な存在である。
アバラシア雲海に点々と浮かぶ浮島に棲まう原住民バヌバヌ族の神話では彼らの祖先を背に乗せ浮島に導いた神とされ、口から勢いよく吐き出す泡で浮島に現れた悪を押し流しバヌバヌを守ると語り継がれている。
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バヌバヌ族には平和を愛する穏健派の「ズンド族」と冷酷な武闘派である「ブンド族」がいる。ブンド族はアバラシア雲海の勢力争いに勝つため、神降ろしで蛮神ビスマルクを呼び出し、その力をもってアバラシア雲海の東側をほぼ手中に収め、西方へとズンド族を追い詰めた。ブンド族とズンド族の他に「グンド族」という一派もいたが、ブンド族との勢力争い敗れ、今はほぼ壊滅状態に陥っている。
だが、雲神ビスマルクを顕現させ、その力を借り一気に勢力を伸ばしたブンド族ではあったが、雲神ビスマルクが誤って「魔大陸への鍵」を封印した浮島を捕食してしまい、それが原因で討伐されてしまったことでその勢いを失った。以来その侵攻は停滞しており、バヌバヌ族の勢力争いは現在膠着状態となっている。
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