09.武神ラーヴァナ
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ラーヴァナ:Ravana
グナース族が呼び降ろした武の神。
武を誇り、勇を好む、猛々しくも誇り高き神であり、その気質は豪放磊落。戦いを神聖なものと捉え、月光剣「チャンドラハース」を手に悠然と決闘に臨む。蛮神の中でも三闘神に至る可能性がある蛮神とされている。
ラーヴァナの信徒であるグナース族は昆虫に似た生態をもつ狩猟民族で、古来より高地ドラヴァニアを生息域としている。ルーツがシロアリに近い部類なのか、巨大な「塚」と呼ばれる土製の高層建築を構築する習性がある。ドラゴン族のテリトリーである高地ドラヴァニアの南部地域を根拠地としているため、常にドラゴンの襲撃に怯えながら、竜除けの煙を焚いて暮らしてきた。そんな日々襲撃の恐怖に抑圧される暮らしの中、迫るドラゴン族の脅威に対抗払拭すべく、ただ純粋に「武力」を求め、結果武神を呼び出すに至った経緯は自然な事と思われる。
事実、蛮神ラーヴァナを呼び出した「繋がれし者たち」と呼ばれるグナース族の主流勢は、その力で高地ドラヴァニアのドラゴン族を幾度も屠っている。それに味を占めたのかさらにドラゴン族への反攻を活発化させ、不浄の三塔に住む聖竜フレースヴェルグの眷属たちの脅威となっている。
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※グナース族には「繋ぎ止める者」「繋がれし者」「分かたれし者」が存在する。
「繋ぎ止める者」の精神は「繋がれし者」の精神と繋がっており、「繋ぎ止める者」の意志により「繋がれし者」が集団行動を行う。その主従の繋がりが何らかの力で断ち切れた者が「分かたれし者」と呼ばれており、個々自由にその意思においてバラバラに行動をすることができるが、元々知的能力的には高くないグナース族だけに自由な活動が建設的な行動には繋がりにくく、むしろ利点は少ない。「分かたれし者」はグナース族の本拠地であるヴァルの塚から離れた山陰に集落をつくり暮らしている。
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