TST-2
https://fusion.k.u-tokyo.ac.jp/P1010310.JPG?timestamp=1730033178949
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TST-2(Tokyo Spherical Tokamak-2)は、東京大学で研究が行われている球状トカマク型の核融合実験装置です。球状トカマクは、通常のトカマク装置に比べて中心柱が細く、外観が球体に近い形状をしています。TST-2はこの球状トカマク構造を持つため、装置がコンパクトである一方、効率的にプラズマ閉じ込めが行える可能性があり、次世代の核融合炉設計にも影響を与えると期待されています。 TST-2では、特に「非誘導プラズマ立ち上げ」に向けた実験が行われており、中央ソレノイド(CS)を用いない低ハイブリッド(LH)波を用いた電流駆動などが試みられています。この装置での研究は、より経済的かつ効率的な核融合エネルギーの実現に向けた重要な一歩とされています。