約75億4000万円をST-40に投資(米国エネルギー省、英国エネルギー省、Tokamak Energy共同)
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(タイトルは1ドル145円換算)
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核融合は太陽や星を動力源とするエネルギーであり、地球上で利用可能になれば、安全で豊富かつ二酸化炭素を排出しないエネルギー源として期待されています。
2023年12月にDOEとDESNZは、商業核融合エネルギー実現に向けた「U.S. Bold Decadal Vision」と英国の「Fusion Strategy」を推進するための戦略的パートナーシップを締結しました。このパートナーシップの主要な目的は、融合研究開発(R&D)に必要な施設の共同利用と開発を進めることです。今回の協力により、米英両国の大学や国立研究所、その他の研究機関の研究者が、Tokamak Energy社の私有装置であるST40球状トカマクで実施される研究の恩恵を受けることが可能になります。 Tokamak Energyは、トカマク設計と運用で10年以上の経験を持つ唯一の民間企業であり、DOEの「成果ベース融合開発プログラム」の8つの受賞企業の1つです。このプログラムでは、民間企業主導の融合パイロットプラント設計を実現するための研究開発を促進しています。 DOEの科学技術・イノベーション担当次官であるジェラルディン・リッチモンド博士は、「この取り組みは、融合科学技術の進歩を加速させる大きなチャンスです。新たな投資により、民間部門や国際的なパートナーとの連携が強化され、各パートナーが投入資金以上の利益を得られるでしょう」と述べました。
英国DESNZの気候担当大臣ケリー・マッカーシー氏は、「融合は、クリーンで持続可能なエネルギー源として、国内外でのエネルギー供給を変革する可能性があります。この戦略的パートナーシップは、新技術をより早く実用化するために重要であり、英国と米国の革新的な分野で働く専門家たちのスキルと専門性への信頼の証です」とコメントしています。
ST40は、既に太陽の中心温度の6倍の核融合関連温度を達成しており、次のアップグレードではリチウムコーティングを用いて、長時間の核融合条件の維持を目指します。このプロジェクトは2025年に開始され、5200万ドルの総資金は3者で均等に負担される予定です。 この取り組みにより、核融合技術の進展と実用化に向けた大きな一歩が踏み出されることが期待されます。
今回はアップグレードに対しての費用なので、正直比べてもしょうがない