東芝
#核融合関連企業
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会社名
東芝
専門
真空容器およびTFコイル
キャッシュポイント
核融合関連機器の販売(真空容器およびTFコイル)
本社所在地
日本
核融合銘柄の一つ
上場廃止してたmasaharu.icon
TFを作っている
JT-60SAの多くの部分を担当
東芝の核融合装置開発の歩み
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東芝の核融合研究開発における役割は、日本国内外で行われている核融合プロジェクトの装置設計や製造に関する中核的な貢献が中心です。以下に詳細を整理して解説します。
1. ITER(国際熱核融合実験炉)とJT-60SAへの貢献
東芝は、日本が参加している国際プロジェクトITERおよび日欧共同プロジェクトJT-60SAの主要な装置製作を担当。
ITERでは、超電導コイル(TFコイル)の製造や真空容器の構造部品を製作。
ITERのTFコイルは非常に大規模(幅9m×高さ16.5m、重量300t)で、極低温・高磁場環境での高い精度と強度を必要とする。
溶接変形管理や極低温の超電導技術を駆使して設計・製造。
JT-60SAでは真空容器セクタの製作と、トカマク装置の本体組立作業を実施。
2015年には主要な真空容器セクタの組立てを完了。
2. プラズマ加熱装置
ITERおよび日本の他の装置向けに高周波加熱装置であるジャイロトロンを製作。
東芝電子管デバイス(TETD)が担当し、170 GHz・1 MWの出力を持つ高性能なジャイロトロンを開発。
GYT部門はキヤノン電子管デバイス株式会社に売られたmasaharu.icon
国内では、NIFS(核融合科学研究所)のLHD装置向け中性粒子入射装置(NBI)の製作にも関与。
3. 遠隔保守技術
核融合炉内の過酷な放射線環境下で装置を保守・管理する技術を開発。
ITERでは、ブランケット遠隔保守装置を設計・試作。
最大4.5トンの重量物を高精度(±5mm、±0.4°)で制御する技術を導入。
4. 核融合原型炉への取り組み
ITERやJT-60SAで蓄積した知見を活用し、次世代の核融合原型炉の開発に参加。
トリチウム増殖ブランケット(燃料増殖装置)の設計と製作を推進。
中性子照射環境に耐える低放射化材料(F82H)を活用した技術の検証。
高耐熱・高耐圧な冷却構造を備えたシステム設計を展開。
5. 長年の歴史と未来の展望
東芝は1970年代の核融合研究開始当初から一貫して参加し、国内外の核融合プロジェクトで主要な設計・製作を担ってきた。
ITERやJT-60SAでの実績を土台に、核融合エネルギー利用の実現に向けた技術開発を継続。
今後は、ITERや原型炉での経験を活かし、より高度な核融合装置の開発に貢献する計画。
東芝は、核融合装置の設計・製造における日本を代表する企業として、国際的な核融合開発において重要な役割を果たしており、その技術力と長期的な取り組みが将来のエネルギー利用に寄与しています。