ラパポートのルール
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ロシア生まれのアメリカ人でゲーム理論の研究者であったアナトール・ラパポートは、 会話で反論や批判を伝えるときのためのルール一覧を作成した原注3。 これらのルールは現在、 ラパポートのルールとして知られており、アメリカの哲学者ダニエル・C・デネットの言葉を借りれば 「相手を戯画化したくなってしまう傾向に対する最良の解毒剤」 である。 ラパポートのルールは、デネットの著書 『思考の技法 直観ポンプと77の思考術』で綺麗にまとめられている。 他人との関わりを成功させたいという目標を達成するためには、次のステップを順番に踏むことだ。 1 相手の立場を明確に、鮮やかに、そして公平に、表現し直すこと。 パートナーに「ありがとうございます、そういう言い方をしたほうがよかったですね」 と言わしめるほどに。2 同意している点をリスト化すること(特に、 その論点が一般的だったり広く共有されているようなものではない場合)。3 相手から学んだことがあればそれに言及すること。4 反論や批判の言葉を口にしてもよいのは、これらすべてのステップを済ませてから5。話が通じない相手と話をする方法 ピーター・ボゴシアン ジェームズ・リンゼイ・位置2589 要するにまず相手を正確に理解する。その上でしか同意も反対もできない。