メモとリライト
「なんでもいいから書く」=メモのフェーズと、「書いたものをきっちり見直す」=リライトのフェーズと。 ツイートですら「最終稿」扱いされる世の中がイヤ。自分もするし、せざるを得ないけどさ。 最初からダメな文章あげて、それをどんどん修正していく、していってもらうイメージ
最初の書く、つまりメモは単独でやったほうがいいかもしれない。 Medium CEOのEv Williamsは、"Don't Write Alone"という記事を書いています。これからの「書く」は一人ですることではない、共同作業なんだというのも、Mediumの重要なコンセプトの1つです。 Mediumにはドラフト共同編集機能があります。ゆえに公開する前に、人に原稿を見せ、一緒に原稿を書き上げていくことができます。
ライティングとエディティングの境界は非常に曖昧になります。また、これまで「書く」とは一人でコツコツと、己と向き合いながらの作業と考えられがちでしたが、Mediumの世界では、そうではなくなっていきます。
また「記事の公開」=「記事の完成」ではありません。投稿した記事は、様々な読者=書き手の元に届けられ、そこでレスポンスという名の加筆作業がなされるでしょう。公開されてからようやく本格的な(他人による)加筆作業が始まるのだ。そう捉えることもできると思います。物語=Storyは続いていく。決して終わることがありません。MediumはSNSではない 「書く」前には「考える」というプロセスが必要です。しかし多くの人はここを見落としがちです。考えながら書こうとするから手が止まってしまうのです。ポイントは「考える時間」と「書く時間」を分けることです。書くのがしんどいNo.546 ポイントは、書く段階ではイジワルにならないことです。「イジワルな書き手」だと、本当に何も書けなくなってしまいます。書く段階では無邪気に「最高じゃん!」「俺、おもしろい!」と自分をほめながら書く。そして、それを読むときは「こいつぜんぜんダメだな」と自分をけなしながら「赤」を入れていくのです。
竹村 俊助. 書くのがしんどい (Japanese Edition) (Kindle の位置No.1238-1241). Kindle 版.