ネガティビティバイアス
否定的なひと言によって、それまでの好ましい評価が一瞬で洗い流されてしまうことがある。心理学者はこれを「ネガティビティ・バイアス(否定的偏向)」(ポジティブな物事よりもネガティブな物事に注意を向けやすい性質を表す心理学用語)と呼ぶ。ネガティブな経験はポジティブな経験よりも人生に大きな影響を与える、という気の滅入るような分析が、何千もの社会実験によって裏付けられている。ロレン・ノードグレン,デイヴィッド・ションタル. 「変化を嫌う人」を動かす:魅力的な提案が受け入れられない4つの理由 (p.40). Kindle 版.
楽観的な勘違いは、そのスロットマシンをその後何回かプレイして「あれ?思ったほど良くないぞ?」と気付くことができます。悲観的な勘違いには気付くチャンスがありませんが、楽観的な勘違いにはあとから気付いて修正できるのです。つまり、悲観的な勘違いと楽観的な勘違いでは、悲観的な勘違いのほうが影響が深刻なのです。そこで、判断を楽観側に倒すことでバランスを取ろうという発想が生まれます。これが「不確かなときは楽観的に」です。エンジニアの知的生産術 西尾泰和 (WEB+DB PRESS plus) (Japanese Edition) (pp.119-120). Kindle 版.
バイアス