コミュニケーションが下手ならフェイルセーフを心がける
コミュニケーション能力が高い人でも「外す」ことがあるのは実は「コミュ障」と同じだ。では、何が違うのか。
コミュニケーション能力が高い人はチューニングに優れている。だから、最初は外しても「外したな」「なぜ外したのか」とその場で分析し、アドリブで相手にマッチするようにどんどんチューニングしていくことができる。対して「コミュ障」にはこれができない。分析力がないからだ。だから「コミュニケーションが苦手」=「コミュ障」なのである。 では、どうするか。まず、コミュニケーションが苦手なら安全め、フェイルセーフ発想をとったほうがいい。フェイルセーフとは、失敗しないようにするのではなく、失敗することを前提にその時のダメージを最小限にする発想である。 具体的には自分が、①おもしろくない。②えらくない。③伝えるのが下手という前提で話すことだ。
「おもしろくない」
自分の発言量を減らす。話を聞くのに徹する。たまに意見や発言を求められたときだけ喋る、投稿する。
「えらくない」
基本敬語を使う。年上や自分より社会的な立場が上と自分が感じる人間に対しては敬語。
対等と思われる場合でも常に謙虚を心がける。
丁寧な物言いをする。
汚い言葉を使うのは避ける。「クソ」「死ね」「ファック」など。
「伝えるのが下手」
難しい話題、複雑な話題へのコミットは避ける。
相手の発言を否定しない。相手の発言の中で同意できる部分があれば同意を示すことに徹する。
コミュニケーション下手な人は、自分で下手だ苦手だコミュ障だと言うくせに、わざわざすべてこれの逆をやってるパターンの人が非常に多い。おもしろくないのになぜかずっと自分の話をする。えらそうに話す。なぜかタメ口。言い方が不遜。そして特に専門でもない話題について前提知識を持ってるわけでもないのに、自説がまるで正しいかのように話し対話相手の話をすべて否定ばかりする。