ソラリス
わたしはひとりの映写技師。夢という名の幻灯を、意識という名の銀幕に投影するの。所詮、人生は神経細胞が生みだす泡沫の劇場、人は哀れな道化役者。いっそ夢見るままに死ねるなら、それは素敵なことじゃない?
ーS級エージェント"シネマ・パラダイス"のモノローグ
幻惑の泉
ソラリス・シンドロームの発症者はさまざまな薬品を体内で生成できる。つまり、ソラリスのオーヴァードたちはその身体自体がひとつの化学プラントなのである。その薬品は主に、自分自身に適用することで効果を生み出すものと、体外に気体や液体として放出することで効果を及ぼすもののふたつに分けられる。
前者の効果には、脳内麻薬生成による身体能力の向上、治癒能力の促進、後者には痛覚を刺激するもの、マヒを引き起こすものなどがある。また、幻覚をみせることによって、恐怖感をあおったり、記憶障害を引き起こすなどという効果も確認されている。
なお、ソラリスという名前は、惑星自体が意志を持ちやってくる人間たちに幻覚をみせていたという有名なSF小説から取った。
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