縦隔洞炎
acute mediastinitis
【成因】
耳鼻科的・歯科口腔外科領域の炎症の波及
開胸術後
【特徴】
組織が疎のため、炎症の進展が早く、かつ抗菌薬治療効果が少なく、重症化しやすい。
【症候】
発熱、胸痛(胸骨後方)、呼吸困難。膿瘍を形成すると他臓器や組織への圧迫症状。深頸部膿瘍から広がるものは重篤化しやすい 【診断】採血で炎症所見、画像的に縦隔内に膿の存在を証明
CXR:縦隔陰影の拡大
胸部CT(縦隔条件)MRI:縦隔内の浸潤影の存在
【治療】
抗菌薬投与だけでは不十分で、外科的な処置(切開排膿、縦隔ドレナージなど)が必要となることが多い
【予後】
不良のことも多い