レスキュー
#緩和 #オピオイド
• オピオイドレスキューとは・・・
徐放性オピオイド鎮痛薬が定期投与されている患者さんにおいて、基本処方の不足を補うための即効性オピオイド製剤のこと
• 原則として、徐放製剤と同じ種類のオピオイドを用いる
→ フェンタニル貼付剤は別の製剤で対応
<レスキュードーズの設定>
• オピオイドのレスキューの投与間隔はオピオイドの各剤形によって異なる
• 基本的には製剤の最高血中濃度到達時間を過ぎたあたりがレスキュー間隔となる
<オピオイドレスキューの指示>
モルヒネ
• 投与量
内服は1日量の1/6
持続注(静注、皮下注)1時間量を早送り
坐薬は1日の内服量の1/10
(経口:坐薬=1:2/3
1日定時量の1/4~1/8として計算)
• 反復間隔
内服 1時間
静脈注射 皮下注射 15~30分
坐薬 2時間
指示例:1時間あけて何度でも使用可
オキシコンチン
• 投与量
内服は一日量の1/4
持続注(静注、皮下注)1時間量を早送り
• 反復間隔
内服 1時間
静脈注射 皮下注射 15~30分
<オピオイドのタイトレーション>
• 鎮痛効果と副作用とのバランスをとりながら、それぞれの患者さんにとって最適なオピオイドの投与量を決めること
• 基本となる徐放製剤に不足を補うレスキュードーズ使用量を上乗せして除放製剤量を増量
する
<突出痛とレスキュードーズ>
痛みの発症を予防する効果的なレスキュー投与のタイミングや投与経路を患者さんと共に評価する
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