オピオイド
#精神科 #境界 #緩和
<授業>20231126 <授業1025>20231129
麻薬:トラマドールは除く
オピオイドは経口投与,経皮投与(貼付),経直腸投与(坐薬)の他,口腔粘膜投与,注射液は皮下注射,筋肉内注射,静脈内注射,持続静注などで用いられる.過量投与では呼吸抑制のリスクがある.
患者の状態に合わせて選択する(口内炎、嚥下障害、消化管閉塞、お心奥と、口腔外科手術後)
#オピオイドスイッチング
オキシコドン 経口投与→持続静注
【副作用】
頻度高いのは上3つ
便秘:ほぼ必発、耐性形成されない→
悪心・嘔吐:約30%で発生、1-2週で耐性形成
眠気:数日で耐性形成
オピオイド開始数日は眠気や軽い傾眠があることが多い
不快であれば対処
他の(眠気に関与する)薬剤の見直し
オピオイドの減量、オピオイドスイッチング
呼吸抑制:眠気の先にある
かゆみ:ヒスタミンの遊離作用による
せん妄:腎機能の変化時に起こりやすい
他の要因を見逃さない
その他:発汗、ミオクローヌス、てんかん、痛覚過敏、排尿障害、口渇、起立性低血圧
拮抗薬:ナロキソン
塩酸モルヒネには注射液とモルヒネ塩酸塩錠
モルヒネ塩酸塩水和物坐薬は,1日2〜4回に分けて分割投与
フェンタニル口腔粘膜吸収剤は効果発現時間が短く突出痛のレスキュー治療に用いられる.1回投与しても鎮痛効果が不十分な場合は,30分以降に1回のみ追加投与できる.投与間隔は4時間以上とし,1日当たり4回以下の投与頻度とする.