オピオイドスイッチング
オピオイドローテーション
• 1つのオピオイドをより好ましい反応を得るために他のオピオイドに切り替えること
• 鎮痛効果の改善を期待して行う場合
オピオイドに対する耐性のために、増量しても鎮痛効果が望めない場合、他のオピオイドに変えると鎮痛効果が得られることがある
• 副作用の改善を期待して行う場合
• 投与経路を変更したい場合
タペンタドールは日本で販売中止 倒産
フェンタニルは米国でゾンビになっている人が、、、
オキシコドン:1st 腎機能があっても安全
morfine :腎機能低下に使いにくい。呼吸困難に効果はあるが
フェンタニル:透析患者でも使える
ヒドロモルフォン:呼吸困難に効果。腎機能低下があっても使える
メサドン:コントロール不良例。NMDA受容体拮抗作用。換算比が確立していない。半減期長く、個人差大きい 代謝産物が蓄積してくる。そうすると副作用が出てくる
代謝されたものが効果を発揮する。
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<方法>
• 力価表に従って、現在のオピオイドと等価の新しいオピオイドの投与量を換算
• 経口モルヒネ60mg/日以上の場合、一度に変更せず、30~50%づつ徐々に置き換える
→急に経口できなくなった時はこの限りではない
• 変更後疼痛と眠気の観察を行う
・痛みの増強:モルヒネ30%増量
・眠気の増強:モルヒネ20%減量
<注意点>
• 比較的良好な疼痛コントロールが得られている場合はその相当量の50~75%で切り替える
→オピオイド間の相互耐性が完全ではないから
(たとえば患者があるオピオイドで、眠気に対する耐性を獲得しても、相当する量の別のオピオイドに変更するとその患者は再び眠気を経験する)
• 疼痛のコントロールが不十分な場合はその相当量の75~100%で切り替える
副作用でオピオイドによる疼痛コントロールができなくなった場合や,鎮痛効果が不十分なときに,他のオピオイドに切り替える治療法.副作用の軽減,耐性の回避,鎮痛効果の改善などが期待される.日本では長らくモルヒネ以外の強オピオイドが使用できなかったが,2000年代よりフェンタニルとオキシコドンが使用可能となったことにより普及した.2013年には,神経障害性疼痛に効果のあるメサドンが使用可能となった.
●オピオイドローテーションにより本患者の麻痺性イレウスが改善し,やがて大量の腹水貯留が腹部膨満感の主因となれば,症状を軽減させる目的で侵襲的な腹水穿刺を希望される可能性は十分にある.その場合には,患者の希望に寄り添い,腹水穿刺に伴う合併症(出血,感染など)に関して十分に説明した後に行う.