CaとPの異常
副甲状腺、腎、骨、腸管、悪性腫瘍
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高Ca血症ー高P血症
不動(臥床状態の初期など)
Ca、Pの吸収増加
低Ca血症ー高P血症
高Ca血症ー低P血症
低Ca血症ー低P血症
吸収量症候群 腸管
腎臓(Caを再吸収し,Pを排出)と腸管(Ca・Pの両者を吸収)
副甲状腺ホルモンPTH(腎臓が主な作用部位)は,過剰で高Ca・低P血症を,欠乏ではその逆を呈する.
ビタミンD(腸管が主な作用部位)は,欠乏(ないし作用障害)するとCa・P吸収低下に起因する骨石灰化障害をきたす(小児ではくる病,成人では骨軟化症).
骨(骨細胞)で産生されるFGF23は,腎臓におけるP排出ホルモンである.これが腫瘍で異所性に産生されると,腎からPが過剰に排泄され,低P血症をきたすと同時に,骨石灰化が障害されるため骨軟化症をきたす(Tumor-Induced Osteomalacia:TIO)