キャッスルヴァニア白夜の協奏曲
魔法と鞭の文武両道、シリーズ屈指の戦闘力を持つジュスト・ベルモンドが主人公のメトロイドヴァニア。 ショートダッシュの連打ですばやく移動でき、魔導書による強力な魔法、伝来の武器ヴァンパイアキラーでサクサク敵を倒していくアグレッシブさだがジャンプ独特の浮遊感が隙となり、invulnerableの短さから追いこまれるとサクサク削り殺されるというバランスになっている。 ファストトラベルの使い心地が意図的にかなり悪く設計されており、終盤にならないとなかなか悪魔城内を気軽に行き来できないきゅうくつさがある。中断セーブ(任意の位置で行えてそこまでの入手アイテムなどの情報が記録され、最後に通常セーブした地点からスタートする)による復路カットを想定した(exploitでは?)デザインなのかもしれない。 大量のスプライトを描く、大きな多関節キャラを出すなどのために音楽に使うメモリを削ったと語られており、BGMは音色がピコピコしている。ピコピコしているのだが、曲としては楽器をピコピコ扱いしていないのでそこから不思議な味が生まれている。聴くほど味が出てくる。チップチューンの味わい。