チップチューン
昔のゲーム機は単純な波形(三角波とか矩形波…とか?)をなんとか出力できるICでどうにか効果音や楽曲に聞こえる音波をアレしていた。かたや現代、時代への郷愁かその響きに魅入られたか、同様の制限下で作られた楽曲があり、そういうやつを筆者はチップチューンと呼んで一緒くたにしている。実ICによる出力しか認めないのが一番厳密そうな定義ではある。
昔のゲーム機の現役当時の楽曲それ自体はわざわざチップチューンとは呼ばない気がするが、Youtubeなどにアップロードされているぶっこぬき楽曲集はコンテキストを失って更に一緒くたになっているかもしれない。
できることならリッチな音を鳴らしたい!あとボイスも!などの人類の飽くなき探求と文明の発展により同時発音数が増えたりサンプリングされた音色やボイスが使われたりとレトロハードの中でレトロなリッチも生まれ(カートリッジに専用の拡張音源IC載せるとか豪快すぎるのでは?)、それすらもチップチューンのレギュレーションの一種として取り込まれている。
筆者は大好きなのだが周囲に同好の士がいない。部屋で聴いていると家人からぴこぴこがうるさいとクレームの入る体たらくである。
2A03
ファミコンに搭載されていた音源チップ。Youtubeでぴこぴこな楽曲を探しているとタイトルや説明文で時々見かける。
矩形波*2, 三角波*1、ノイズ*1の最大4音構成でヴァニラなファミコンレギュレーションでやっているやつ。
VRC6
コナミのファミコンソフトにときどき搭載されていた拡張音源チップ(魍魎戦記MADARAとか)。ウギャアー!コナミー!!なリッチなファミコンになる。ショベルナイトがこのレギュレーションらしい。 あのファミコンの曲をVRC6拡張音源アレンジだ!というコンセプトのものがYoutubeでも見受けられる。フェティッシュ。