NeverAwake
敵を倒して最後までたどりつけばステージクリア!ではなく、敵を倒したりすると出現するソウルを一定量集めればその時点でステージクリア!というひねったルールの全方位ツインスティック横STG。そのひねったルールのおかげで遊び方に大きな幅が生まれるようになっている。 ステージはloopと呼ばれるやや短めの構造で、クリアしないまま最後までいくとまた最初に位置が戻り段々難度が上がっていく。
回収率が低いと段々負荷が上がっていくのでソウル集めを促される。大体がんばると1loop中でソウル回収100%に達するバランス。
やりこみで1loopソウル回収100%達成ミッションがある。 ソウル100%でステージクリアということは、ソウル100%でステージから追い出されるということでもある。
やりこみで規定スコアを稼げミッションがある。ソウルを取りすぎると達成できない。
ソウル獲得でスコア倍率が上昇するパッシブがあり100%にならないよう、倍率はいい感じに上がるよう計画を立てる場面が出てくる。 対ボス戦ステージでもボスを破壊する必要がない。
ダメージを与えて3回ダウンさせるとソウル回収100%になるバランス。
やりこみで完全撃破ミッションがある。通常クリア進行では見ることのないボスの猛攻を見られる。
プレイ時間(というより画面遷移回数)に応じてどんどんロアとパッシブ、サブウェポンがアンロックされていく。ソウルをお金にしてどんどん買い物、ステージに合わせて装備の組み合わせを考える楽しさ。 右スティックで敵を狙うのが難しいプレイヤーへのゲーム導入にオートエイムオプションがあるが、そこから卒業させるべく段階的にオートエイムが歯がゆくなるレベルデザインがキッチリなされている。 単純な距離では近いが壁の向こう側に張り付いているので弾が当たらない敵を配置し、オートエイムに非効率的なショットをさせる。
耐久力が高く比較的無害めな大型の敵を配置し、オートエイムに遠くから攻撃をしかけてくる有害な敵を狙わせない。
ショットを当てると目覚めてプレイヤーキャラを追いかけるモードになる敵を配置し、オートエイムに不用意に敵を起こさせる。
ビジュアルはグロテスクで気持ち悪くキュート、「悪夢の世界」というなんでもありでなんでも悪くできる都合のいいありふれがちな設定がばっちり結実していてパワフル。ギミックにも大量に古典STGのオマージュがあふれており気づくたびゲレゲレ笑える趣味の悪い楽しみ方も可能。リワード解放が迅速で、とにかくゲームクリアまでちゃんとプレイヤーを引っ張ろうという強い意志を感じる。