八代集
勅撰和歌集
の初めの8つのことを特にこう言う
『古今和歌集』
醍醐天皇
の下命。延喜五年(
905年
)には成立
二十巻、千百首
仮名序・真名序がある
古今和歌集仮名序
・
古今和歌集真名序
見立て
、
擬人法
を多く使う
『後撰和歌集』
村上天皇
の下命(天暦五年、
951年
)。天暦~天徳ごろに成立か
撰者は
源順
、
大中臣能宣
、
清原元輔
、
坂上望城
、
紀時文
(いわゆる
梨壺の五人
)
序文なし
二十巻、一四二五首
贈答歌
、
詞書の長い歌
が多い
歌物語
の影響が示唆されている
私的な
褻の歌
『拾遺和歌集』
花山院
による下命、親撰という説が有力。
寛弘
二年(
1005年
)から同四年ごろ成立か
藤原公任
の
私撰集
、
『拾遺抄』
を増補したもの
二十巻、一三五一首
序文なし
主要歌人
紀貫之
、
柿本人麻呂
、
大中臣能宣
、
清原元輔
、
平兼盛
、
藤原輔相
など
後撰和歌集とは対照的に屏風歌などの
晴の歌
が多くなっている
『後拾遺和歌集』
白河天皇
の下命(
承保
二年、
1075年
)。応徳三年(
1086年
)奏覧
撰者は
藤原通俊
仮名序
あり
二十巻、一二一八首
巻二十の雑六が特徴的
神祇歌
・
釈教歌
が初めて勅撰集にまとまった形で収録される
主要歌人
和泉式部
、
相模
、
赤染衛門
、
能因法師
、
伊勢
、
清原元輔
など
『金葉和歌集』
白河上皇下命
撰者、
源俊頼
二度本717、三奏本650
1125〜1127
『詞花和歌集』
崇徳上皇
下命
藤原顕輔
撰
四一五首
『千載和歌集』
後白河上皇
下命
釈阿(
藤原俊成
)撰
一二八八首
『新古今和歌集』
一九七八首