『源氏物語』
呼び方……源氏の物語、光源氏物語、紫の物語、源氏、源語 全五十四帖で、前半は光源氏を主人公とする物語であり、後半は光源氏の子孫を主人公としている。最後の十帖を特に「宇治十帖」という。 ☆いつか加筆希望(別記事でもリンクでも)
『源氏物語』(げんじものがたり)は、平安時代中期に成立した日本の長編物語、小説。文献初出は1008年(寛弘五年)。作者の紫式部にとって生涯で唯一の物語作品である。主人公の光源氏を通して、恋愛、栄光と没落、政治的欲望と権力闘争など、平安時代の貴族社会を描いた。 紫式部(詳細は作者を参照)の著した、通常54帖(詳細は巻数を参照)よりなるとされる。写本・版本により多少の違いはあるものの、おおむね100万文字・22万文節400字詰め原稿用紙で約2,400枚に及ぶ。およそ500名近くの人物が登場し、70年あまりの出来事が描かれた長編で、800首弱の和歌を含む典型的な王朝物語である。物語としての虚構の秀逸、心理描写の巧みさ、筋立ての巧緻、あるいはその文章の美と美意識の鋭さなどから、しばしば「古典の中の古典」と称賛され、日本文学史上最高の傑作とされる。 関連ページ
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