光源氏
光源氏(ひかるげんじ)は、紫式部の物語『源氏物語』の主人公。平安時代の公卿。一世源氏。近衛中将、大将、大納言、内大臣、太政大臣、准太上天皇を歴任。広大な四町の邸宅を造営し六条院と呼ばれる。『源氏物語』五十四帖中第一帖「桐壺」から第四十帖「幻」まで登場する。
なお「光源氏」とは「光り輝くように美しい源氏」を意味する通称である。 人物
国父になれる相を持ち、光り輝く美貌を持つ。文武に優れ、学問、詩歌、管弦、琴、舞楽、絵画、騎射の才も群を抜く。 京都の清涼寺に大きな阿弥陀仏があり、その説明書きによると阿弥陀仏は清涼寺に住んでいた源融の顔を模して作られたものであり、源融は光源氏のモデルと言われていることから光源氏の容姿はこの阿弥陀仏と同じであるという趣旨のことが書かれている。