『死靈』
エピグラフ
悪意と深淵の間に彷徨いつつ
宇宙のごとく
私語する死霊達
埴谷雄高の未完の長編小説。『死霊』。
読みは「しれい」。
発表:1946年~1995年(四章と五章のあいだに20年以上の中断をはさむ。全九章。その後、「『死靈』断章」という形で1997年まで発表)
ヴァージョン
単行本……単行本版『死霊』
埴谷雄高全集……全集版『死靈』
講談社文芸文庫……文庫版『死霊』
など
『死靈』の文庫版と全集版
テーマ
『死霊』で扱うテーマ
舞台
nowhere, nobodyの場所
登場人物
『死靈』登場人物
キーワード
自同律の不快
虚体(虚體)
存在の革命
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『死靈』思考メモ
『死靈』のここがおもしろい!
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内容
自序(『死霊』の「自序」)
一章 癲狂院にて
『死霊』の書き出し
二章 《死の理論》
三章 屋根裏部屋
四章 霧のなかで
五章 夢魔の世界
六章 《愁いの王》
七章 《最後の審判》
八章 《月光のなかで》
九章 《虚體》論――大宇宙の夢
この後、十二章まで書かれる構想だった。そこには、山場としてまず首猛夫の独白、そして最後に釈迦と大雄の対話を含んだ三輪与志の独白が置かれる予定だった。
漠然とした評価
一~三章までの前半は、哲学的雰囲気が濃厚だ(存在論を扱っている)とわりと評される
五章以降の後半は、幻想的・宇宙論的な要素が多いとわりと評される
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長々とした会話がとっても楽しくて、思想的・宇宙的なことについて考えるきっかけになるおススメ本です!イタロー.icon