『モナドロジー』の41
久住哲.icon
あるものが他のものに作用する場合、前者は後者よりも完全だと言われる。
AがBに作用する場合、Bに起こることの理由をAでアプリオリに説明できる。 具体例不明
神の創造と関連すれば
無関心は無知から生じるとあり、知は完全なものに関心を持つとされるので、神の意志は世界を完全なものにしたいと望む。
作用する側に完全性が欠けていることに応じて、完全にしようという気も起こらなくなるが、神は絶対的に完全性を備えているので、あらゆることについて最大限に配慮するようになる……という理屈がある。
「実在性」という言葉の意味が分からなければ、ここらへんで言われていることの意味が分からない。 ちくま学芸文庫『省察』(1641年)の「諸根拠」p136に「観念の表象的実在性」についての解説がある 「表象的実在性」については『省察』本文の訳注138にも解説がある
訳注143(p187)には「形相的実在性」の簡単な解説がある
ライプニッツはスピノザを知っている。スピノザよりも約15年後に生まれた。 原因は結果以上に実在性を持つ
これがけっこう意味わからない。
実体を示す観念は、偶有性を示す観念よりも、多くの表象的実在性を持っている
遡ると、プラトンの相という発想に行き着くだろう。
メノンについての様々な情報を知っている人と、メノン本人を知っている人とを比べてみると、メノン本人を知っている人のほうが、メノンについて色々と話すことができる。