『メノン』
プラトンの対話篇。
『メノン』の成立時期
扱われていること
徳の定義
想起説
仮説の方法
知識と正しい思わく
イデア論は出てきていない。
造語はあたかも小説の登場人物のようなものでは、メノンが何であるか知らないときに、メノンの性質について知ることなんてできないだろというソクラテスの台詞を引用している。
19
徳の一部にしか当てはまらないものを、徳の本質といってしまってはならない。それを徳が「すべて持っている姿」と言ってはならない。
「姿」という言葉。
思いついたらそれが書くときだ。
定義の問題へとアリストテレスもスピノザもする。しかし、プラトンにあっては、「同じもの」や「姿」を求める。
これは定義ではなく実体である。
「いやしくも健康であるかぎりは、いずれの場合にもそこには同じ相がある」のでなければならない。
15 あるものが多様であってもそれらは一つの同じ姿をもち、それがあるからこそ、いずれもそれであることになる。
後世でいうところの本質の話をしている。
徳
正義
勇気
節制
知恵
度量の大きさ
21 あらゆる徳にあてはまるような1つの徳を つかまえられない
まったく同じ程度に「形である」23
すべてに共通する同一のもの
もんどう27
全体として徳とは何か 40
全体としての有、全体性
正義は徳の部分。
41
「シビレエイ」
44 道を見失う
想起説は、「知らないものを探究することはできない」という詭弁への反論として出てくる。
知らないのではなくて、忘れている。
48 プラグマティズム
知識と正しい思惑 65
想起説
想起(アナムネーシス)
想起説の主要な、と言うのは何かと言うと、真実が思い出されると言う点にある。
思い出されるものはすでに学んだことである。
既に知っていることがある時に浮かぶと言うことであり、自分に浮かぶと言う事、これは経験主義なタブラ・ラサを主張する以前には有効だった。
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