アプリオリ
ア・プリオリは直訳すると「前件から」
ア・プリオリは時間的先行性ではなく構造的先行性を意味する
ア・プリオリは時間的により先にあるという意味ではない
刺激があってその後痛みがあるからといって、刺激が「ア・プリオリ」だとは言われない
ア・プリオリは構造的により先にあるという意味であり端的に言えば可能化のこと
あるものが可能であるとしたとき、それを可能化しているものは、構造的にそれに先んじている
「経験に先立つ」とは、経験が起こる時間よりも早い時間に起こるという意味ではない。それは、「経験を可能にする」という意味であり、「それによって経験が可能になるところの……」という意味である。
例えば、外的な直観は、空間によって可能になっている。この場合空間はア・プリオリ
外的な直観とは、「眼の前」や「上方」に物体を捉えること
そもそも「眼の前」とか「上の方」みたいな空間的含みは、空間がなければ不可能
可能にするものは可能にされるものに先行する、という構造
時間的にどちらが先であるかはこの際本質的な問題ではない
「先行」とは言うものの
ふたつの概念の関係が本質的な問題である
どういうときに使うか
使用例
何に使うか