西洋哲学史:ギリシャ哲学(序)
https://gyazo.com/21769f88dc7d745cb0623898031fee3e
ギリシャの歴史 エーゲ海文明〜ソクラテス没
前2000年頃
クレタ文明:青銅器文明、牛を神聖視
前1600年頃
ミケーネ文明:クレタ文明がギリシャ本土へ
前1000年頃
第一次植民:肥沃な土地を求め小アジアへの植民活動を活発化
前776年
前750年頃
ホメロス「イリアス」「オデュッセイア」成立
前621年
アテナイ最古の成文法「ドラゴンの法」公布
(窃盗でも殺人でも死刑!)
前566年
女神アテナを祭るパナテナイアの大祭がはじまる(喜劇・悲劇の上演)
前550年
前501年
アテナイで民会選挙がはじまる
10人の将軍(政治と軍事の最高職)を選ぶ
→独裁者の防止
前500年
小アジアのイオニア植民市の反乱にペルシャが介入しペルシャ戦争が開戦(〜前449年)
前451年
市民権を父母ともにアテナイ人である子どもに限定し、市民の増大を制限
前433年
パルテノン神殿完成
前431年
ペロポネソス戦争開戦(全ギリシャがアテナイ側とスパルタ側に分かれて戦う 〜前404年)
前399年
地理についてはこちらが詳しい
世界のはじまりを問う
ピュシス(自然概念、本性):ギリシャ人の意識や文化の根底にあるもの。 自然現象への驚き、不思議からその起源や成り立ちを知りたいという気持ちが生まれた。
神話の世界
「はじめに生じたのはカオスである。」(ヘシオドス 神統記)
→カオス(それが何かは書かれていない。空虚、裂け目、混沌とも)
カオスから生まれたもの
ガイア(大地)、エロス(愛、原初の力)、タルタロス(奈落)
エレボス(冥界)、ニュクス(夜)
ガイアから生まれたもの
ウラノス(天)、ポントス(海)
エレボスとニュクスから生まれたもの
アイテル(光り輝く天空)、ヘメレ(昼)
哲学のはじまり
「さて、あのはじめに哲学した人々のうち、その大部分は素材の意味での原理だけを一切の存在者の原理であると考えていた。
すなわち、すべての存在者が、そのように存在するのは、”それ”からであり、それらのすべては”それ”から生成し、その終末には”それ”へと消滅してゆく”それ”〔中略〕をかれらは、一切の存在者の構成要素であり、原理であると言っている。
〔中略〕タレスは、かの哲学の始祖であるけれども、水が”それ”である、と言っている。」
(形而上学 第1巻第3章)
コメント