無駄な車輪の再発明を避ける
サマリ
無駄な車輪の再発明はナレマネの敵。踏襲スキルをつけよう
例えば...
想定する場面
所属するチームの課題に気づき、新たにプロジェクトを始めるとき
アンチパターン
①どんなアクションを取れそうか考える
②『◯◯ 改善プロジェクト Portal』を作成する
③論点や気になったこと、自分なりに考えたことを洗い出す
④アクションに落としつつ、問題解決を推進していく
何が問題か→どうすべきか
同じ思考プロセスやミスが再発生し、コストが無駄にかかる
①において、今の自分たちの見えている範囲でのみ思考・調査するのはもったいない
過去に同じような課題を解いている人がいる可能性は高い
解くべき課題でないケースや、すでに解決策まで整理できているが何らかの障壁で止まっているケースも多い
→まずは問題・課題・解決策を社内外のケースで探索する
同じようなプロジェクトが乱立し、情報の認知負荷が高まる
②において、すでに似たような内容でスクボが存在する可能性を無視すると問題が起きる
内容は一致しているが別のスクボが作成されていることで、読み手は混乱する。ナレッジも分散する
→問題・課題・アプローチ・手段に関するページを検索し、必要な追加ページのみ作成する
知見がストックされず、深い課題解決に至らない
③において、今の自分たちが行うアクションのみで解決するのはもったいない
過去に試行錯誤・体系化してきた人がいる可能性は高い
→資料や対話を通じてナレッジを社内外でリサーチする。過去のナレッジから積み上げる
学びの少ない試行・実験に時間が奪われ学習効率が悪い
④において、『すでに誰かがした失敗』を繰り返すことは生産性が低い
組織学習できていない。誰かの学びが共有されていないか、明文化されていないか、自分が受け取っていない
→過去の試行錯誤や学びを調べる。受け継ぐことで不要な経験をショートカットする
→ひたすら踏襲して改善する経験を積むべし
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基本、新規作成は最終手段。既存ページへの積み上げとリファクタリングをサボらずやるべきsuemura.icon
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ボーイスカウトルールの拡張版suemura.icon
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