パスカル
パンセ(フランス語で思考・考えの意味)
パスカルの著書
キリスト教教護論
パスカルの神 → キリスト教の神
キリスト教の神の教えと自然科学は一致しない
ガリレオの地動説 etc...
パスカルの解放
自然科学と宗教を区別して考えどちらも肯定する!
自然科学と信仰に折り合いをつけた
人びとの信仰心を高めたい〜!
人間は考える葦である
人間は世界で最も弱い存在
「壊れた家は惨めではない。惨めなのは人間である」
人間はもろく弱い「葦」でしかないが、思考するという点で偉大である
「人間は考える葦である」
「世界」は思考しない、思考するのは人間だけである
惨めであるが、惨めという思考は偉大である
考えるのは「心」→ デカルトの「我思う故に我あり」と同じ
ここまではデカルトの思想を同じものと言える
デカルトを越えて
では偉大な「思考」によって感じる不安や苦しみはどうすればいいのか?
デカルト → 神の存在証明
その設計を行ったのは「神」
パスカルは「デカルトの神は世界を設計しただけで、なにもしない」と批判
曰く「デカルトの神には愛と慰めが欠けている」
人間はもろくて弱いのだから、神には奇跡を起こしてほしいし愛や慰めもほしい〜!
パスカルの信仰心の高さゆえ
パスカル流の神の存在証明
神の存在を賭ける
世界には2通り
A: 神が存在する
B: 神が存在しない
Aに賭ける
賭けに勝ったとき
神が存在すると信じる → 死ぬ → 神が存在する → 天国へ行ける
賭けに負けたとき
神の存在すると信じる → 死ぬ → 神もなにもない → 無で終わり
Bに賭ける
賭けに勝ったとき
神は存在しないと信じる → 死ぬ → 神もなにもない → 無で終わり
賭けに負けたとき
神は存在しないと信じる → 死ぬ → 神が存在する → 地獄行き!!
Aに賭けるほうが期待値が高い → 神を信じるほうが得
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