私たちの話し方
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人工内耳ユーザーやろう者の物語。人工内耳のことをこんなに描いた映画はないんじゃないか。漫画だと、淋しいのはアンタだけじゃないがまさに、人工内耳ではないが、補聴器のことについて描いているが、映画ならではで、人工内耳による電気信号が増幅された音声、電子音やノイズ混じりの音声、はたまた、フィルターのかからない、全ての音が大きく聞こえてしまう感じが再現されていて面白かった。実際に、人工内耳の人がどう聞こえてるかっていうのは再現できるのかわからないが、新体験で良かった。非常に良かった。「手話って美しいよね」っていう描写は、コーダ あいのうたが金字塔ではあるものの、迫るものがある。パンフレットを見てびっくりしたが、三人のろう者の主人公のうち、本当にろう者なのは一人だけで、他の二人はろう者を演じていたようだ。しかも劇中では、その本当にろう者の役者の役は、3人の中では一番聴こえる人の役なのだ。ろう者を演じた二人、特にジーソン役の人は本当に素晴らしい、演技っていう営みの奥深さを改めて感じる。 最初っからずっと、アランのソフィーに対する距離感が近くて気持ち悪さを感じていて、これってなに?恋愛要素入ってるの?と思ってたらほんのり入っていたようだ。いらなかったと思いつつ、パンフレットの監督インタビューによると、ここについては賛否両論あるのはわかっているが、観客を飽きさせない最低限のラインで恋愛要素をちょい足しした、みたいなことらしい。ならよし(謎)。
20代のソフィーは3歳の時に聴覚を失い、人工内耳を装用することで「聞こえる人」として“普通”の生活を送ろうとしている。一方、ジーソンは生まれながらのろう者として、手話話者であることに誇りを持って生きている。アランは人工内耳装用者で、手話と口話のバイリンガルだ。手話禁止で口話教育を推進するろう学校で出会ったジーソンとアランは、お互いの環境の違いを認識しながらも、親友のまま大人になった。やがて、人工内耳を推奨するアンバサダーとしてアランとソフィーが出会うが、人工内耳の推進イベントでソフィーが語った「科学が発展すれば、この世からろう者はいなくなる」という言葉にジーソンが激怒してしまう。 「作詞家志望」「黄昏をぶっ殺せ」のジョン・シュッインがソフィーを演じ、パンサー・チャンによる主題歌「What If」の作詞も担当。「狂舞派」「狂舞派3」で高く評価されたアダム・ウォン監督がメガホンをとった。2024年・第61回金馬奨にて最優秀主演女優賞(ジョン・シュッイン)を受賞。2025年・第20回大阪アジアン映画祭ではスペシャル・メンションを贈られた。 劇場公開日:2026年3月27日
監督
製作
製作総指揮
脚本
撮影
編集
音楽
主題歌