気狂いピエロ
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かなりよかった。これ、きちがいピエロって読むんだ、ずっときぐるいピエロって読んでた。勝手にしやがれとか、ゴダールの映画は邦題つける人がかなり仕事してる感じがする。編集がすごい自由に感じる、劇伴音楽のぶつ切りとか。カットアンドペースト感、チョップ感。全体的に、雑に言えば俺たちに明日はないと同じだと思うんだけど、あっちはアメリカ、こっちはフランスって感じに思った。僕は断然こっちが好きです。おしゃれでかっこいい、美大生っぽいから。途中の、車運転しながらこっち向いて喋ってるピエロに「誰に向かって喋ってるの?」「観客だよ」「??」っていうシーンとか、ドキーーーっっ!!!てしちゃう。めちゃくちゃ瑞々しい。そして、青赤。ラストの、ポスターとか、は見た事ないけど、よく映画の紹介で使われる宣材みたいなカット、めちゃくちゃ青赤でヴァンフォーレカラーだった。仮面/ペルソナとかも思い出したなー、フランスの映画ってすごい。鳥が出てくる映画、コンゴウインコとフェネック。 概要
ライオネル・ホワイトの小説『Obsession』(1962年)を原作とする。しかし他の多くのゴダールの作品と同じく脚本と呼べるものはなく、ほとんどのシーンは即興で撮影された。訳書に『気狂いピエロ』(矢口誠訳、新潮文庫、2022年)がある。 当初ゴダールはマリアンヌ役にシルヴィ・ヴァルタンを考えていたが、ヴァルタンのエージェントに断られた。ゴダールとアンナ・カリーナは1964年12月に離婚していたが、カリーナをその役にあてた。 1965年5月24日、ヴァール県の海岸で撮影が開始され、6月16日まで本土で撮影が行われた。翌6月17日から29日にかけてポルクロル島とトゥーロンで撮影。7月5日、パリで撮影が再開し、7月17日に終了した。
俳優のジャン=ピエール・レオが、スタッフとして助監督を務めた。海のシーンは、溝口健二監督の「山椒大夫」へのオマージュとされる。 1965年8月29日、ヴェネツィア国際映画祭で上映。しかし観客からはブーイングがなされたという。同年11月5日、フランスで公開された。 1966年10月11日から19日にかけて第4回「フランス映画祭」が東京の東商ホールと草月ホールで開催された。ゴダールの『アルファヴィル』『気狂いピエロ』『男性・女性』のほか、『戦争は終った』『城の生活』『創造物』『悲しみの天使』『317小隊』『バルタザールどこへ行く』など計23本の映画が上映された。本作品は10月18日に上映された。この時点で「気狂いピエロ」の邦題が付けられた。そして翌1967年7月7日に日本で一般公開された。 脚本 ジャン=リュック・ゴダール
公開
イタリアの旗 1965年8月29日(ヴェネツィア国際映画祭)
フランスの旗 1965年11月5日
日本の旗 1966年10月18日(フランス映画祭)
日本の旗 1967年7月7日(一般)
上映時間 110分
製作国 フランスの旗 フランス
イタリアの旗 イタリア
言語 フランス語
製作費 $300,000