火星帝國の平行論
「竝行論」の誤字ではない
だういふ經緯で前ガルデア時代の火星帝國に於いて以下の理が成立したかは、別途考察される。又語彙は火星に於いては下の通りではなく國學 (但し當時の) 的に語られた筈だ meta 的にne-sachirou.iconの腦では、此の平行論はかう出來上がった
Epikouros (Επίκουρος) を Baruch De Spinoza を通して Niccolò Machiavelli へ至る。此の道は Louis Pierre Althusser が踏破したものと見做す。中心は B. Spinoza である
Epikouros を B. Spinoza へ繫ぐには田邊元を糊とする
Charles Sanders Peirce が參考に成る
N. Machiavelli を理解する爲に韓非を使ふ
腦科學としては Antonio Damasio
似て非なるものは Gottfried Wilhelm Leibniz の monadology、Henri-Louis Bergson の二元論、Antonio "Toni" Negri の B. Spinoza 解釋
TODO : Richard McKay Rorty と Robert Nozick の政治學を調べよ
楊朱
順世派
平行論であって二元論ではない
二つの根本範疇が在って全ての諸事物をどちらかに割り振ってゆくのが二元論
平行論は、諸事物を組織するのに平行な觀念對を以てする、或いは事物が在れば平行を見いだす論。根本範疇は考へない。「根本」であると云ふ事より平行性が優先される、即ち二つの根本範疇が有ると云ふ一つの根本が有るのでなく、平行な根本が有り、二つの根本範疇が有ると云ふ一つの根本が二つ有る。であるから根本範疇を求める試みに益が無い
Epikouros に於ける原子の樣な自然狀態。空虚 (無) の中を原子が互ひに無關係に平行に落ちてゆく。人は偶然始まり、自らの快樂に沿って互ひに無關係に生存し、偶然解どける
偶然 (原始偶然、運、ぶれ (二重化)) に依って原子は軌道が逸れる。軌道の逸れた原子は他の原子に衝突し、其の原子の軌道を逸らす。原子達には、互ひに無關係に落下する自然狀態と、互ひに照應 (媒介) する現象世界とが平行する
狀態Ⅰ (自然狀態) から狀態Ⅱ (照應する現象世界) が生まれた。狀態Ⅱは争ひの世界でもある。此れを狀態Ⅲ (安全) に變換するのが國家である。國家に於いては狀態Ⅰと狀態Ⅲが平行する
非社會契約論
國家には法身に對して報身 (理々無礙法界) の二面として、應現としての國家と方便としての國家が平行する
日蓮に於ける、佛法に沿った王法と、既に在る王法との區別にも似る。佛法に沿った王法は法華經の行者として佛法に邁進し、既に在る王法は法華經の迫害者として佛法に否定的に邁進する
法身と報身も平行する
自然法 / 實定法
神的暴力 / 神話的暴力$ P(x\in X)(法措定暴力$ P(X)/ 法維持暴力$ P(x))
平行から平行への連鎖は、隱陽を範型に出來る
木構造な外面と平行な内在との平行
内在に於ける隱 (不々完全) と陽 (完全) の平行
廢佛毀釋の轍を踏みたくないから民俗學の語彙も使ひたいがな
徳川幕府が本末制度と寺請制度を運用してゐた事に對する反發である面を忘れてはいけない
道 = 狀態Ⅰ
技術と祭儀 (?) の平行
火星帝國の民は何か技術を專門とする。祭儀は技術でなく祭儀であり、「祭儀を專門とする者」はゐない 技術は方便としての國家を運營し、應現としての國家を目指す
技術は遍在する
技術の維持は困難である
統治の技術を驅使する技術者による統治
巨大な一箇の機械としての火星帝國を操作し保守する engineer 達 權力鬪爭とは??
帝国に奉仕するのではなく、技術に奉仕し帝国に資する
祭儀は應現としての國家を此の世に繋ぎ留め、方便としての國家を飽く迄方便に留める
祭儀は稀である
政治 ($ \ne統治)
火星帝國の天皇は、應現としての國家と方便としての國家が、平行に且つ一致する事を保證する 非代表制
代議士はゐない
法の代辯行爲は有る
最初の繋ぎ留め
天皇自體に平行は無い。諸平行が重なり一致する繫留點 (Self) である
B. Spinoza に於ける、「最高完全者に就いての觀念$ \frac{S_1}{\cancel S}」に當たる
天命 (= 天志)
cf. 射影幾何の平行線
日本帝國滅亡前の地球に於いて、平行論無しに兩性具有の天皇が具現してゐたと假定せよ https://gyazo.com/4933f6642537903b35e90488e32dbe1a
一致
意味の一致
他の語を説明するが他の語により説明されない
辞書に頻繁に登場するがこの語の項目は無い、といふのはだうか
天皇は皇帝 (男) と皇后 (女) の一致
一致不可分な兩性具有
天皇 (皇帝 + 皇后) と皇位の一致
天皇と皇神の一致
天皇と皇國の一致
相續規則
皇帝も皇后も皇族から出なければならない
男の皇族と女の臣籍の子は、男は皇族と成り女は臣籍と成る
女の皇族と男の臣籍の子は、女は皇族と成り男は臣籍と成る
男の皇族と女の皇族の子は、男女共に皇族と成る
令和日本の男系相續が續いてゐたと假定すれば、女の皇族は「再發見」されたであらう
令和日本の男系相續が途絶えてゐたと假定すれば、男女共に皇族が「再發見」されたであらう
後宮ではなく皇族の規模維持が重要に成る
火星帝國獨立後、人が人工子宮から産まれるやうになると、皇帝・皇后の跡繼ぎも人工子宮から産まれうるやうになり、多くの皇族人數を維持する必要性は薄れる 男系と女系の平行
天皇 (皇帝 + 皇后) と皇族の平行
火星帝國は日本帝國の天皇でもある天皇が地球に住む代はりに、天皇代 (「親王」と呼ばれるか???) として皇族が治めた 役職名の案:帥の宮 (そちのみや)
ローマやスパルタみたいに首相 (?) も二人ゐさうに成ってきたな
首相 (?) 不要と云ふ可能性も有る
一致は首相 (?) に依らないから一人でいい說も有る
左大臣と右大臣……とか……??