バビロンの大富豪
この、「バビロンの大富豪」はかなり昔からのマネーリテラシーの教科書的な存在として読みつがれてきてるベストセラーらしいね。僕はAudibleでオーディオブックで読んでみた。
ひとまず、マネーリテラシーの法則として使えそうなものは、「全収入の10分の1は使わずにとっておくこと」「貯金した資金は複利になる投資で運用すること」「借金がある場合は、全収入の70%で生活して、20%は借金返済、10%は貯金に回すこと」「仕事に対しては全力で当たること」あたりだろうか。全収入の10分の1は貯金に回すべきだというのは、僕もやっているし、法則としては確かなものだと思う。
まぁ、僕がやっている積立貯金のやり方は楽天証券につみたてNISAの口座を作って、楽天カード経由で月々3万円ほど積立で全世界インデックスファンドとバランスファンドに半分ずつ投資するってやり方だけど、こりゃ当然リスクが存在する。僕はまだまだ若いし、大暴落で一時的に含み損が発生したとしても10年単位ぐらいで株式市場は回復するだろうということを見越してのことだ。投資信託みたいなリスクを取りたくないって人だったら、普通の定期口座であっても給与が振り込まれる口座から月々一定額を差し引くように設定できるはずだ。
この資産は十分に安定した相場でよく分散させて投資するべきだってのは多くの資産運用の本で説かれてきたことだ。もし僕が「バビロンの大富豪」を読んだ後に、さらに資産運用について学びたい人がいるならば「ウォール街のランダム・ウォーカー」をおすすめする。この本も1970年台に書かれてそれから何度も版を重ねてきたインデックス投資の名著だ。
「ウォール街のランダムウォーカー」は投資の初心者には荷が重すぎる。かなり投資や資産運用に関する専門用語を知っていないと読み進めることも難しい。本当にマネーのことを学びたい最初の初心者には「バビロンの大富豪」はおすすめだろう。 個人的には「バビロンの大富豪」は仕事に対して、考え方がとってもポジティブなのが気に入った。手持ちの職を一生懸命にやることで資産面の充実は兎も角、人生に対する幸福が生まれるという考え方は僕も諸手を挙げて賛同したい。働かずに稼げたとしても、その後の余り余った時間をどう過ごすのか考えた時に恐怖感を覚える質なのだ。働きつつ、その給料の一部を資産運用しながら老後に対する資金を作りつつ、人生を楽しめるだけの趣味や人間関係を仕事で作っていきたいなーと僕は思いました。
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