ブリヒダ
エンカルナシオン修道院に住まう老婆。ラケル・ルイスの元女中。修道院に入ってからもマルーのナイトガウンを繕うなど、ラケル・ルイスの頼まれごとをしていた模様。五十年間女中をして稼いだ金をすべて貯金していたほか、いろいろなガラクタをためこんでいた。株の運用や投資に異常な勘の冴えをみせ、ラケル・ルイスやその夫に指示して自身の財産を増やしていた。死後、ルイス家の墓所に埋葬されるが、ラケル・ルイス死去の際には遺骨は外に出されてしまうらしい。また彼女が遺した膨大な財産はラケル・ルイスに引き継がれる。
六人の魔女のひとりでリーダー格。かつてラケル・ルイスの母の家に仕えていた庭師と結婚、子供をふたり産んだが、いずれも死産だった。また夫にもはやくに先立たれている。
小さい頃、インディオの血が入った祖母からインブンチェの話を聞き、インブンチェになりたい、あるいは他人をインブンチェにしたいという欲望を育んでいた。イリス・マテルーナの妊娠を知り、生まれてくる赤子を自分の思い通りにする計画を発案する。
登場人物